11月のにおい ~シクラメンのかほり~
真綿色したシクラメンほど、すがしいものはない。
出会いの時の君のようです。
ためらいがちにかけた言葉に、驚いたように振り向く君に、
季節がほほを染めて過ぎていきました。
このような優しい歌詞で始まる「シクラメンのかほり」は、1975年の布施明さんの名曲です。
まさに、今の時期、11月にふさわしい歌だと感じます。
では、「シクラメンのかほり」って、どんなかおりなのでしょうか?
この曲の歌詞には、次のように表現されています。
薄紫のシクラメンほど、寂しいものはない。
後ろ姿の君のようです。
暮れ惑う街のわかれ道には、「シクラメンのかほり」むなしくゆれて、
季節が知らん顔して、過ぎてゆきました。
「かおり」がむなしくゆれる。
なんとも切ない表現だと思います。
なかなか、実際に咲いている「シクラメン」を見る機会がなかったので、お花屋さんで見てみると、しっかりとした花びらで、においはというと、ほのかな香りです。
11月はこれから寒さの厳しい冬に向かっていく季節でありながら、小春日和のようないいお天気の日には、夏を思わせるような日差しがあります。
「シクラメン」の花とともに、小椋佳さんの「シクラメンのかほり」のメロディー、そして、歌詞が、この時期らしいと感じました。
みなさまの11月のにおい、ぜひ、教えてください。
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