13歳からの経営の教科書／岩尾 俊兵 著　～大人も子どもも学べる～「ビジネス」と「生き抜く力」を学べる青春物語

• コラム

中学生から社会人まで、この一冊で仕事と人生を切り開く力を身につける

著者の岩尾俊兵さんは、慶応大学商学部の准教授です。
略歴はこちらをご覧ください。

Youtubeの「三橋貴明さんのチャンネル」で紹介されていて、さっそく読んでみました。
中学生が、図書館でたまた見つけた「経営の教科書」を読み進むうちに、経営者になって「株式会社」を設立していた。というお話です。
「経営の教科書」は、基礎、中級、応用編の3部からなります。
中学生のエピソードがそのまま物語になって、大変読みやすい内容です。

そして、この本のオトクなのは、巻末に「経営の教科書」が付録でついています。
基礎編では、フリーマーケットでお店を出すことや店舗の片隅を借りて物を売ることなど、ビジネスの種を見つけることから始まります。
次の中級編では、成り立ち続けること。一つのビジネスだけではだめで、一年後、十年後、続けるために必要なことを学びます。
最後の応用編では、ビジネスが大きくなるとライバルが出てくる。ライバルと競争を避けて勝つための手段を学びます。

中学校の図書館で見つけた不思議な教科書
そこからヒロトと仲間たちの大冒険が始まった
リン、ぼくと一緒に “株式会社”を作らない？

さらに、ウラの帯には以下のように書かれています。

「目の前の人を幸せにするのが経営だ」、
そして、「人間は誰しも自分の人生の経営者だ」。
気鋭の経営学者が描く「未来を創る知と心」を手に入れよう

中学生向けにかかれているため、大人にとっても大変わかりやすいく、どんどん読み進めていくことが出来ます。
最後には、マーケティングのむずかしい本にかかれていることの重要な要素を知ることが出来て、深く理解できる、おすすめの本です。

著者は、この本を通じて、多くの人々が経営に参加すること、経営者マインドをもって、長く続けられるようにすること、
さらには、経営を通じて、豊かな人生を描くことが出来ようになることなどを、目指されていると、私は感じました。

私自身も、ふとしたことから、48歳で自営業者となり、現在は会社経営に携わることになりましたが、
日々、考えること、勉強することの連続です。

この本のご紹介により、老若男女問わず、新しい自分に出会うきっかけになれば幸いです。