2022年9月27日勉強会~新津 春子さん(世界一清潔な羽田空港の清掃のプロフェッショナル)~ 開催ご報告
新津春子様勉強会の開催経緯
弊社では、私自身とスタッフの研修のため、勉強会・研修会を、2015年10月より始め、今回通算62回目となりました。
2015年秋、東京ビッグサイトにおいて、新津春子さんをお見受けして、「ぜひ、うちの会社の勉強会の講師になって
ください」と、お願いいたしました。
「いいですよ」とその場でご快諾いただき、翌2016年5月にお話をお聞かせいただくことができました。
その際、会社の方から、今後は過密スケジュールなので、講演会は難しい旨、お聞きしていました。
その講演会の後、新津春子さんご本人から、「これから、ずっと、応援していきたいと思います」
という感動メールが届きました。新津さんのご厚意に感謝いたします。
今回4回目となりますが、人として大切なことを学ばせていただきたいと思います。
■講師:新津 春子さん(世界一清潔な羽田空港の清掃のプロフェッショナル)
格付けランキングで、「世界で最も清潔な空港」に羽田空港が選ばれた。 その裏側には、「世界で最も清潔な空港」を支えている「清掃のプロ」とよばれる女性がいる。
彼女は、中国残留日本人孤児二世というだけで中国でも日本でもいじめをうけた。また、まだ女性の活躍が推進していない社会風潮の中で男女差別を受ける。しかし、そんないじめや差別を乗り越え、現在、「清掃のプロ」として名を馳せている。
講演では、いじめや差別を乗り越えて「清掃のプロ」として活躍するまでの軌跡やプロとしての仕事の考え方、行動、モチベーションなどをお話しいただきます。
■日時:2022年9月27日(火) 14:00~16:30
■会場:ウィズ新宿・新宿区立・男女共同参画推進センター
■開催報告
9月27日新津春子さん勉強会、会場参加 31人、オンライン参加 7人、合計38人の方々にご参加いただき、大変温かい会になりました。
新津春子さんのお話は、清掃のお仕事を選択して、さらに課題を解決しながら、プロフェッショナルを目指していく、考え方、メンタルを学ばせいただきました。
さらに、上を目指す際に、「思う心」、自分、他人、物に対する深い考え方についてもご説明いただきました。
大変勉強になりました。
ご参加の方々に感謝いたします。ありがとうございました。
ご講演からの抜粋ダイジェスト
■なぜ、清掃のお仕事を選んだのですか?
17歳で中国から日本へ来て言葉が通じない中、家族で一緒にできる仕事をしたかったから。
■その後、お勤めになったヘッドホン製造会社をなぜ辞めたんですか?
すぐに、すべて覚えてしまったので飽きてしまった。完成された仕事だと感じたので。
■清掃の仕事は、なぜ辞めなかったんですか?
辞めたいつらいと思うことはなかった。
家族と一緒にやり始めた頃の思い出がよみがえる、好きな仕事。
各社ごとにやり方バラバラ、いい加減、未完成な仕事だと感じた。
自分にやれることがあるのではと感じた。
そんなある日、品川職業訓練校の募集看板を見つける。
清掃のことをもっと勉強したいと感じ入学。
清掃についてさまざまな分野から体系的に学ぶ。
実技の経験があったので、知識の分野は難しかったが頭に入っていった。
27歳で、当時最年少で「全国ビルクリーニング技能競技大会」で優勝。
関東地区予選では二位だったが、全国大会で優勝。
■なぜ、全国大会を目指そうと思ったんですか?
プロフェッショナルを目指すということを、そもそも考えたことはないですね。
給料が安いので、お金が欲しかった。
当時の賞金が10万円、お金が原動力になった。
関東予選で二位だったため、全国大会に出る前に、指導者である鈴木常務から「やさしくない」と言われる。
新津さんは、どういう意味かわからないと思った。
鈴木常務から、「大会に見に来た人や道具にやさしくしなさい」と言われる。
どうするんですか?わからないので教えてもらう。マネをする。
よくわからないので、マネることから始める。 その後自分で考えて工夫した。
良き指導者と巡り合えたこと その指導者が「課題」をヒントとして与える。
最初は、指導者のマネをする。その後、自分で考えて工夫する。
課題をクリアすることで、人が喜ぶ、褒められる、その上お金がもらえる、給料が上がる。
仕事も増える任せてもらえる。そして、どんどん仕事を極めていく。
最初は指導者のマネをしたが、聞いたとおりやったが効果がなかったりする。
状況はまったく同じではない。
自分で考えて、工夫する。
プロフェッショナルになったけど、今がスタートライン
周りの人を教えながら、自分が新しいことを勉強する。
常に新しいことを楽しむ。思う心
1. 自分にやさしい
自分の体に合わせた清掃方法など余裕が出る
2. 他人にやさしい
よく観察してその人に、喜んでもらえることをする
3. 物にやさしい
物を作った人に、感謝の気持ちを持つ
こども食堂活動のご紹介
参加費の一部は、こども食堂に寄付させていただきました。
参加費をお支払いいただき、ご参加いただけることで、寄付になります。
会場で合計15,000円、ご寄付をいただきました。ありがとうございました。
参加費用、190,000円 とあわせた、205,000円を、以下のこども食堂様へ、1箇所 51,250円を寄付させていただきます。
ねりまこども食堂様(東京都)、ご参加者:渡部 美智子様、栗原 綾様、田村様、本野 茂雄様、奈良 秀明様
新宿ニコニコ子ども食堂様(東京都)、ご参加者:奥津 浩美様、池田 朱美様
こども食堂いかるが様(奈良県)、ご参加者:小田 美津子様、浅野 真子様
熊本嘉島だんだん食堂様(熊本県)、ご参加者:穴井 智子様
・弊社のかかわり方について・・・民間企業主催の勉強会ですが、もちろん一般でのご参加を歓迎いたします。弊社では、主催に関わる費用、講演料、会場費、運営費などの費用をご負担させていただいております。
会場での、弊社商品サービスの売り込みはありませんので、ご安心ください。
ご参加者のアンケートはこちらをご覧ください。
次回11月22日勉強会のご案内 こちらをご覧ください。
◆弊社関連情報
弊社のこれまでの勉強会・研修会
なぜ勉強会をやるんですか?
社会活動-こども食堂・福島お魚プロジェクト 寄付金総額 合計 73か所 1,241,104円
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