順応 ~体臭や家のにおい、身近なにおいになれて感じなくなるのは、どうしてでしょう?~
自分自身のにおいがわからなくなる
それは遺伝子学的な理由があります
2019年の多摩川の水害で水没した「博物館」を訪問する機会がありました。
建物内に入ると、強烈な「カビ臭」が充満していました。
事務所の執務室は、換気されているためか、少しはましでしたが、やはり「カビ臭」が充満しています。
博物館の方に、「かなり強いカビ臭を感じる」ことを私が指摘いたしましたが、それほど気にならないといった印象を受けました。
このように、同じ環境で毎日過ごしていると、最初は異臭を感じたのが感じなくなる。 においに慣れて感じなくなるというものです。
このことは嗅覚では、「順応(じゅんのう)」といいます
ウイキペディアによりますと、
順応とは、生物の個体がその生態系における変化に対応し、 気温の変動、水や食料の入手状況、その他のストレスを生き延びられるようにする過程である
と、書かれています。
例えば、自分自身のにおいも「順応」によって感じなくなります。
体臭は、自分ではわかりません。
お化粧のにおいや香水のにおい、男性だとコロンや整髪料のにおいも、慣れてしまうと、自分ではそれほどきつくないなと思っていても、周りの方にはプンプンにおうという迷惑なことがよくあります。
嗅覚には「順応」という機能があるからです。 ではなぜ、「順応」という機能があるのでしょうか?
生物学的に言うと、「新たな危険を感知する」という意味で、必要とされています。
身近なにおいで安全と認識したにおいをスルーしまう
非常に不思議なことですが、生物として生きるための遺伝子学的な知恵です。
「新たな危険を感知する」ために必要なこと
さらなる危険であるにおいに気づくために、
身近なにおいで安全と認識したにおいを嗅覚の感覚から消して
しまうということです。=身近なにおいをスルーする。
したがいまして、「順応する」ことを踏まえて、普段の異臭を感じ取るためには、普段はそこにいない方にチェックしてもらうことが必要です。
サービス業なら、お客様の声やアンケートなどに書かれたにおいのご意見など、が重要と言えます。
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