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コラム

山田 太一氏をしのんで 懐の深いお言葉

「人間というのはたまにはいいことをしたり、たまには悪いことをしたり。それでまるごと一人の人間なんだと思う。いろんな能力があって欠点もある」

山田太一氏の訃報に触れ、私自身は、同世代のドラマ、「ふぞろいの林檎(りんご)たち」が最も印象に残っています。

今朝の東京新聞の「筆洗の論説記事」に、次のように書かれていました。

「直すべき六つの欠点」という脚本用語がハリウッドにはあるそうだ

▼酒がやめられない、短気、協調性がない…。主人公に複数の欠点を持たせておいて結末までにそれが直るという展開にしなさいというのである。ヒット映画の法則らしい

▼この人の作品は「直らない六つの欠点」だったかもしれぬ。脚本家の山田太一さんが亡くなった。89歳。『シャツの店』や『高原へいらっしゃい』。それぞれの世代が大切にしている山田作品をお持ちだろう。訃報に机を並べる同僚2人が朝から『早春スケッチブック』の良さを力説していた。気持ちがわかる

▼家族の崩壊を描いた『岸辺のアルバム』や『ふぞろいの林檎(りんご)たち』の学歴にコンプレックスを持つ学生たち。いずれの登場人物も問題や欠点を抱えているが、山田さんは虫の良いハリウッド式の法則は使わない

「人間というのはたまにはいいことをしたり、たまには悪いことをしたり。それでまるごと一人の人間なんだと思う。いろんな能力があって欠点もある」とおっしゃっていた。欠点をそのままにして「それでもいいよ」という懐深い視点でつむがれる生身の人間の物語。見ているこちらは、自分と同じだと思い、どこか救われた気にさえなった

▼作家の奥田英朗さんが書いていた。「今の若者は誰に救われるのだろう。わたしたちには山田太一がいた」。別れに狼狽(うろた)える。

「人間というのはたまにはいいことをしたり、たまには悪いことをしたり。それでまるごと一人の人間なんだと思う。いろんな能力があって欠点もある」

懐が深いですね! しびれました!

このように考えることができる、懐の深い 大人に(年配者に)なりたいとしみじみおもいました。

下の写真は、今日の東京の夕暮れです。山田太一氏をしのんで。「ふぞろいの林檎たち」のオープニングっぽいので、アップします。

PS 鶴田浩二さん主演の「男たちの旅路」大好きでした。若者との本音の対話、渋かったですね!

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