法人向けこだわりの刺繍メーカー/株式会社マツブン 松本 照人 社長
先日、東京都足立区にある株式会社マツブン 松本 照人 社長様とお会いする機会がありました。
松本様の株式会社マツブン様は、「一般企業向けオリジナル刺繍商品の制作販売」をされておられます。
2014年東京商工会議所の「勇気ある経営大賞 特別賞」を受賞されました。
交流会で初めて名刺交換していただき、
それから、企業経営について、ご自身のご経験をもとに、教えていただいています。
弊社のユニフォームにもマツブン様で作成していただいた「刺繍のロゴマーク」が光っています。
総合オリジナル刺繍メーカー
60年代〜2000年代ワンポイント刺繍の衰退
しかしワンポイント刺繍の流行が去ると、取引先のブランド数が5分の1に減少。売上高も3割以下に減ってしまっていた。松本氏が入社した2000年、ピーク時に1億8千万円あった売り上げは、3割以下の4930万円まで落ち込んでいた。さらに当時、人件費の安い中国での生産が台頭し始めたことで加工賃が下落。売り上げも利益も減少する一方だった。
「一刻も早く、この状況を変えなくては」。松本氏は対応を迫られた。
同氏はマツブン入社前、成果やスピードが何より重視される外資系の商社に10年間勤務し、営業部長を務めるまでになっていた。市場について日々考えてきた同氏には「売る」ための方法論があった。
商品である自社の刺繍は美しく品質が優れ、外国や他社の製品と比べても価値が高いと評価されていた。
松本社長が、外資系の商社から、おじいさまから3代にわたる家業である刺繍メーカーに就職した時、2000年当時「売上額は入社してから知った」。
その後、ドン底からはい上がっていく努力、工夫は、まさにドラマ、しかも、実話です。
自社の刺繍製品を作り、下請けではなく一般企業と直接取引ができるようにしようと新たな事業計画を立てたのです。2002年から、企業のロゴを刺繍するオーダーメイドのポロシャツ製作を始め、ワッペンと並ぶ主力製品に。さらに2005年にはギフトショーでまだあまり知られていなかった今治タオルと出会い、企業のロゴを刺繍して販売することになり、これも現在の主力製品のひとつにまで成長しています。
こうして一般企業向けの事業に切り替えたため、これまで下請けとして刺繍の請負を目的としていたホームページなど広告宣伝ツールは、全て一新する必要がありました。
ターゲットを明確にする
「ユニフォームとしてオリジナルポロシャツを作ろうとしている、一般企業の担当者」という新しい顧客像を見出した。
この顧客像に合わせ、顧客・商品・販売チャネルの全てを大転換した。
ホームページで発信する
ホームページのターゲットを一般企業向けに変更。「ポロシャツ」というキーワードでリスティング広告を開始し、SEOも強化。インターネット検索でユニフォームやノベルティの発注先を探している一般企業の担当者に、同社を見つけてもらいやすくした。
ポロシャツやタオルなど最終商品を販売する
ターゲットの変更に伴い、商品の一部分(ポケット布などのパーツ)ではなく、ポロシャツやタオルなど最終商品を販売することにした。刺繍を施すポロシャツやタオルなどは、同社が直接仕入れている。
刺繍の内容も、一般企業がユニフォームやノベルティに使う「企業ロゴ」に絞った。流行によって毎年変わるアパレルのファッション刺繍と違い図柄がずっと変わらないため、製作コストが低く、リピート注文も期待できるという利点もあった。
現在は見事V字回復され、2000年当時の約5倍以上の売り上げ、約1000社の企業のお客様とお取引されておられます。
松本社長のお話から、私が印象に残ったことをあげさせていただきます。
- 刺繍がより繊細な部分まで伝えるために、きれいな写真をホームページに掲載する
- 枚数や点数ごとにわかりやすい料金表を作る
- ネット広告にしっかりとお金をかける
- 刺繍の販売品(タオル、バッグなど)のサンプルをこまめに渡す
- 部下からの提案には、1年間やってみる
- 先代の社長であるお父さん、お母さんとは仲がいい
- 好きな経営者は、本田宗一郎、ものづくりに徹しているところが好き
など、印象に残りました。
ロゴ入り今治タオルはおススメ
です。
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