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業務研修会

業務研修会「歴史に学ぶ 江戸時代の知恵~石田梅岩の教え~」開催報告

2016年6月 講師は、山岡 正義 様。元 東京商工会議所 経営指導員。
6月勉強会、開催しました。

講師は、山岡 正義 様。元 東京商工会議所 経営指導員。

講師の山岡正義氏は、東京商工会議所のお仕事を通じて、
これまで1万社を超える企業の経営者に会い、
「なぜ、成功する企業と一時は成功するが失敗してしまう企業があるのか?」研究し、 
さらには、「創業100年以上続いている企業が日本には約5万社あり、
ダントツ世界一多いのは なぜなのか?」について研究調査の結果、
ある共通項があることを発見されました。    

それは、「モノ」や「カネ」を価値観の中心に据えて、
数字を「ものさし」にして評価判断していく “アングロサクソン型経営”とは、
全く違うやり方である、 「人間を大切にする経営」がありました。

中小零細企業の経営に見られる“古い日本型経営”は、
日本だけのローカルルールではなかったのです。
ヨーロッパのライン川流域でも、長子相続や非上場、長寿優良企業、などといった、共通点がありました。
その経営手法の源流をたどっていくと、
なんと、日本が元祖オリジナルで、
江戸時代に生きた 魂の商人・石田梅岩に行きつきました。

あまり知られていませんが、梅岩の説く「商人道」は、
今から300年も前の時代に、ドラッカーより250年早く「経営」の本質を説き、
マックス・ウェーバーより200年早く「経済倫理」をうたったというのです。

参加者は、少人数ながら、寺子屋形式、

熱気ムンムン、熱い空気でした。

石田梅岩とは?
辞書には、次のように書かれています。

[1685~1744]江戸中期の思想家。石門(せきもん)心学の始祖。丹波の人。

本名、興長。小栗了雲に師事。
実践的倫理思想をわかりやすく説き、町人層に歓迎された。
著「都鄙(とひ)問答」「斉家論」など。
(デジタル大辞泉より引用)

この程度ですので、よくわからないです。謎です。
梅岩は、思想家になる以前は、商人です。
商人でも、苦労されたようです。
けっして商売で成功を収めた人ではないと思われます。
では、そのような商人が説いた教えとは?

その教えのひとつに、
「勤勉こそが、心に安らぎをもたらす」とあります。

働くことの意義・目的を、報酬にではなく、
心の安らかさに見ているのです。

努力や勤勉こそが、その安楽を得るための手段なのだと、
言ってます。

毎日、農作業に出て、汗を流しながら、鍬をふるい、土を耕す。
そんなふうに、自らに与えられた役割や仕事に最善を尽くす姿勢が
大切だというのです。

さらに、深いお話となります。


その教えとは?

倹約こそが、平和をもたらす。

です。

どういうことでしょうか?

梅岩の倹約思想は、ケチや清貧ではありません。

梅岩が説いた倹約の意味とは?
「3つを2つにすませる工夫をする」

さらにこう説いています。

余ったひとつを、自分のためではなく、
人を助けるために使う。

それは、自分の老後のために貯蓄するというような、

私欲のための節約ではなく、
「世の中のために、
他人のために使われるものでなければならない」
というものです。

さらに、このようなお話がありました。

経営にとって、最も大切なことは、
「どう稼ぐかよりも、どう使うか」だ。

「稼いだお金を、
社会のため、世の中のため、そして、世界のために、
どうやって、生き金として、使うのか、
そのことを考え、実行するのが、経営者である。」

江戸時代の商人道には、
「お天道さまに恥じない経営」
ということがありました。

さらには、
「先の150年先の人々のために、何が残せるのか、考えて経営した」
と、山岡 様が、梅岩の教えを、お話されました。

いや~、まいりました。
まだまだ、深いお話は続きます。

日本的経営の源流が、なんと、江戸時代の元禄時代後半から享保時代に生きた
「石田梅岩」という商人が説いた思想にありました。

その教えには、
「富の主は、お客様である」
とあります。

この点が、まさに、ドラッカーよりも250年も早くから、
気付き、思想として確立されていたのです。

さらに深いのは、
お天道さまにはずかしくない経営をする
ということです。

まさに、他人のことより、自分優先の考え方が、個人主義といわれ、
あたかも、立派な考え方のようにもてはやされています。
自分さえよければよい、という考え方が
今の社会にはびこっているのが実状です。

このような行き詰った時代には、
まさに、梅岩の教えが必要だと、
山岡様は、熱く話されます。

現代の人々は、ようやく、
お金では買えない、目に見えない価値に、
気づき始めている。

例えば、
おもてなしの心、おかげさまという感謝の気持ち、
人との縁や絆、一期一会、

などなど。

今からわずか250年前の江戸時代に生きた方々の知恵が、
今を生きる私たちにとって、大切なことを、教えてくれます。

「江戸時代に学ぶ」テーマは、まだまだ深い部分があり、続いていきます。

江戸時代の知恵を学ぶことによって、今を生きるヒントになると、
痛感いたしました。

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